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ページを書き出し、プロジェクトを管理する

Koharu のワークフローはページ単位です。画像ページを読み込み、パイプラインを実行し、テキストブロックをレビューしたあと、フラットな出力かレイヤー付きの引き渡し用ファイルを書き出します。

対応するページ入力

現在の読み込みフローは画像ベースです。Koharu が受け付ける形式は次の通りです。

  • .png
  • .jpg
  • .jpeg
  • .webp

フォルダ読み込みでは、対応画像ファイルを再帰的に探し、それ以外は無視します。

rendered 出力を書き出す

Koharu は現在のページを rendered image として書き出せます。

完成したフラットなページを、閲覧、共有、公開に使いたい場合はこちらを使います。

実装上の詳細:

  • rendered export は可能な限り元画像と同じ拡張子を使います
  • 出力ファイル名には _koharu サフィックスが付きます
  • rendered export を行うには、そのページに rendered layer が存在している必要があります

出力名の例:

  • page-001_koharu.png
  • chapter-03_koharu.jpg

inpainted 出力を書き出す

Koharu はパイプライン途中の inpainted layer も保持しています。これは、翻訳文字を入れずに元テキストだけを消したページが欲しいときに便利です。

特に次の用途に向いています。

  • 外部レタリング作業
  • クリーンアップ結果の確認
  • テキスト除去済みページの一括出力

この形式で書き出すと、ファイル名には _inpainted サフィックスが付きます。

レイヤー付き PSD を書き出す

Koharu はレイヤー付き Photoshop PSD も書き出せます。

PSD export は、ML パイプライン後も Photoshop や PSD 互換エディタで作業を続けたいユーザー向けの引き渡し形式です。

現在の実装では、PSD export は既定で編集可能なテキストレイヤーを使い、次のものを含められます。

  • 元画像
  • inpainted image
  • segmentation mask
  • brush layer
  • 翻訳済みテキストレイヤー
  • 結合済み composite image

そのため、まだ次の作業が残っている場合、PSD は単なるフラット画像よりずっと扱いやすくなります。

  • 文言の微調整
  • アーティファクトの塗り直し
  • 補助レイヤーの表示切り替えや確認

Koharu は PSD 出力に _koharu.psd サフィックスを付けます。

PSD export の制限

Koharu が現在書き出すのは PSB ではなく従来の PSD です。そのため、極端に大きなページは出力できないことがあります。

実装では 30000 x 30000 を超える寸法は拒否されます。

読み込んだページセットを管理する

Koharu では、1 セッション内で複数ページを扱えます。

実際にできることは次の通りです。

  • 画像を開いて現在のセットを置き換える
  • さらに画像を追加する
  • フォルダを開いて対応画像を読み込む
  • フォルダ単位で現在のセットに追加する

現時点では、アプリ内で章単位やバッチ単位の管理を行う主な方法はこれです。

形式ごとの使い分け

出力 向いている用途
Rendered image 最終納品、閲覧用、簡単な共有
Inpainted image 外部レタリング、クリーンアップ確認、テキスト除去ワークフロー
PSD 手作業での仕上げ、微修正、編集可能な翻訳テキスト

推奨ワークフロー

見栄えを重視するなら、次の流れが扱いやすいです。

  1. Koharu で detection、OCR、translation、render を実行する
  2. rendered image を書き出してざっと確認する
  3. 最終仕上げが必要なら PSD を書き出し、編集可能テキストと補助レイヤーを使って仕上げる