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MCP クライアントを設定する

Koharu はローカルの Streamable HTTP 上で組み込み MCP サーバーを公開します。このページでは、それに MCP クライアントを接続する方法を説明します。対象は Antigravity、Claude Desktop、Claude Code です。

Koharu が MCP 経由で公開しているもの

Koharu の MCP サーバーは、デスクトップアプリや headless Web UI と同じローカルランタイムを使います。実際のツール範囲は次の通りです。

  • ドキュメントの読み込みと確認
  • original / segment / inpainted / rendered レイヤーの画像プレビュー
  • detect、OCR、inpaint、render、およびフルパイプライン処理
  • LLM モデル一覧、読み込み、アンロード、翻訳
  • テキストブロック編集と export

つまり、MCP クライアントは Koharu の GUI が使っているのと同じ漫画ワークフローを操作できます。

1. 安定したポートで Koharu を起動する

MCP クライアントから毎回同じ URL でアクセスできるよう、固定ポートを使います。

# macOS / Linux
koharu --port 9999 --headless

# Windows
koharu.exe --port 9999 --headless

デスクトップウィンドウを残したまま MCP を公開することもできます。

# macOS / Linux
koharu --port 9999

# Windows
koharu.exe --port 9999

このとき、Koharu の MCP エンドポイントは次になります。

http://127.0.0.1:9999/mcp

重要な点:

  • MCP クライアント接続中は Koharu を起動したままにする
  • Koharu は既定で 127.0.0.1 にバインドされるため、ここでの例は同じマシン上のクライアントを前提としている
  • 既定のローカル構成では認証ヘッダは不要

2. エンドポイントを手早く確認する

クライアント設定を書く前に、まず Koharu が想定ポートで本当に動いているか確認してください。

次を開きます。

http://127.0.0.1:9999/

Web UI が表示されるならローカルサーバーは起動しており、MCP エンドポイントも /mcp に存在するはずです。

Antigravity

Antigravity では raw MCP config を使って、Koharu のローカル MCP URL を直接指定できます。

手順

  1. --port 9999 付きで Koharu を起動します。
  2. Antigravity を開きます。
  3. エディタ上部のエージェントパネルにある ... メニューを開きます。
  4. Manage MCP Servers をクリックします。
  5. View raw config をクリックします。
  6. mcpServers の下に koharu エントリを追加します。
  7. 設定を保存します。
  8. 自動再読み込みされない場合は Antigravity を再起動します。

設定例

{
  "mcpServers": {
    "koharu": {
      "serverUrl": "http://127.0.0.1:9999/mcp"
    }
  }
}

すでに他の MCP サーバーを設定している場合は、mcpServers 全体を置き換えるのではなく、その横に koharu を追加してください。

設定後に試すこと

まずは簡単な質問から始めるのが安全です。

  • What tools are available from Koharu?
  • How many documents are currently loaded in Koharu?

動作したら、次のようなページ操作に進めます。

  • Open C:\\manga\\page-01.png in Koharu and run detect and OCR.
  • Show me the segment mask for document 0.
  • Run the full pipeline on document 0 and export the rendered page.

Claude Desktop

Claude Desktop の現在のローカル MCP 設定は command ベースです。Koharu はローカル HTTP MCP エンドポイントを公開しており、デスクトップ拡張の形ではないため、実用上は http://127.0.0.1:9999/mcp に接続する小さなブリッジプロセスを挟む方法になります。

このガイドでは、そのブリッジとして mcp-remote を使います。

始める前に

次のどちらかを満たしてください。

  • すでに npx が使える
  • Node.js が入っていて npx を実行できる

手順

  1. --port 9999 付きで Koharu を起動します。
  2. Claude Desktop を開きます。
  3. Settings を開きます。
  4. Developer セクションを開きます。
  5. Claude Desktop 内のエディタ導線から MCP 設定ファイルを開きます。
  6. koharu サーバーエントリを追加します。
  7. 保存します。
  8. Claude Desktop を完全に再起動します。

Windows 用設定

{
  "mcpServers": {
    "koharu": {
      "command": "C:\\Progra~1\\nodejs\\npx.cmd",
      "args": [
        "-y",
        "mcp-remote@latest",
        "http://127.0.0.1:9999/mcp"
      ],
      "env": {}
    }
  }
}

macOS / Linux 用設定

{
  "mcpServers": {
    "koharu": {
      "command": "npx",
      "args": [
        "-y",
        "mcp-remote@latest",
        "http://127.0.0.1:9999/mcp"
      ],
      "env": {}
    }
  }
}

補足:

  • すでに mcpServers に他の設定がある場合は、それを消さずに koharu を追加してください
  • mcp-remote@latest は初回利用時に取得されるため、最初の起動時にはインターネット接続が必要になる場合があります
  • Windows で Node.js が C:\\Program Files\\nodejs 以外に入っている場合は、command のパスを実環境に合わせて変えてください
  • Anthropic の現行の remote-MCP connector 導線は Settings > Connectors にありますが、このページではあくまで Koharu のローカル 127.0.0.1 エンドポイントに接続するための設定ファイル経由のブリッジ構成を扱っています

設定後に試すこと

Claude Desktop で新しいチャットを開き、次のように聞いてください。

  • What Koharu MCP tools do you have available?
  • Check whether Koharu has any loaded documents.

その後、実際のページ操作に進みます。

  • Open D:\\manga\\page-01.png in Koharu.
  • Run detect, OCR, inpaint, translate, and render for document 0.
  • Show me the rendered output for document 0.

Claude Code

ここでいう「Claude」が Claude Code を指しているなら、Koharu のローカル http://127.0.0.1 MCP エンドポイントには、同じ stdio ブリッジ方式を使うのが最も安全です。

ユーザー設定に追加する

macOS / Linux:

claude mcp add-json koharu "{\"type\":\"stdio\",\"command\":\"npx\",\"args\":[\"-y\",\"mcp-remote@latest\",\"http://127.0.0.1:9999/mcp\"],\"env\":{}}" --scope user

これで、Claude Code のユーザーアカウント用 MCP 設定にサーバーが追加されます。

Windows:

claude mcp add-json koharu "{\"type\":\"stdio\",\"command\":\"cmd\",\"args\":[\"/c\",\"npx\",\"-y\",\"mcp-remote@latest\",\"http://127.0.0.1:9999/mcp\"],\"env\":{}}" --scope user

ネイティブ Windows では、npx を使うローカル stdio MCP サーバーには cmd /c npx ラッパーを使うことが Claude Code 側でも推奨されています。

確認する

claude mcp get koharu
claude mcp list

すでに Claude Desktop 側に Koharu を設定している場合、対応プラットフォームでは Claude Code が Claude Desktop の互換エントリを読み込むこともできます。

claude mcp add-from-claude-desktop --scope user

最初に試すとよいタスク

接続後は、いきなりフルバッチ処理に行くより、次の順で試すほうが切り分けしやすくなります。

  • 読み込み済みドキュメント数を問い合わせる
  • 画像ページを 1 枚ディスクから開く
  • まず detect と OCR だけ実行する
  • フル export 前に segment または rendered layer を確認する

よくある間違い

  • --port なしで Koharu を起動し、誤ったポートにクライアントを向ける
  • http://127.0.0.1:9999/mcp ではなく http://127.0.0.1:9999/ を使う
  • クライアント設定後に Koharu を閉じてしまう
  • 設定全体を置き換えてしまい、新しい koharu エントリをマージしていない
  • Claude Desktop が plain な command-less 設定だけで Koharu の HTTP URL に直接つながると思う
  • Koharu の既定ローカルサーバーは同じマシンからしか届かない点を忘れる

関連ページ

外部参照